2017年01月03日
DIY陽極酸化処理
いわゆるアルマイト、以前から興味あったので正月休みにチャレンジ。
硫酸溶液中にアルミニウムを漬け直流電流を流し多孔質の酸化被膜(アルミナ)の皮膜を生成させる。
多孔質の皮膜の孔に染料を染み込ませ染める事ができる。
最後に封孔処理を行わないと色落ち&絶縁体にはならない。
技術資料
http://koza.misumi.jp/surface/2003/03/100.html
原理はこんな感じ
内側のタッパーが電解液(硫酸)
外側のタッパーが冷却水
陽極に染めたい物を
陰極に染めたい物以上の表面積の板鉛を電極として使用
通電すると陰極より水素が発生するので換気
テスターで電圧監視
写ってないけど電源はデンソーのトランス式バッテリー充電器使用
スイッチング式は使えません
電解液温6℃
材質がA2017(ジュラルミン)なので一般的なアルミ電解液温より低め
外気温12℃、通電すると液温が上がるので電解液中に凍らせたペットボトル、外側は氷水
10℃以下でやらないと失敗する…真冬だからいいけど夏場は厳しいんじゃ?
通電時間30分
電源落とし素早く流水で洗浄、染色槽へ
染色槽は予め50℃に温めておく
最初の1分で半分程度の濃さに染まる
この時点で成功か失敗か分かりますがw
一気に染まる1分間の後はじわじわ染まります
温度監視しつつ30分待ち
第一回目
失敗!!!
導通測るとしっかり絶縁してるので原因は染料濃度が薄すぎた
NaOH水溶液でぐつぐつ煮たくりアルマイト層剥がす
磨き工程からやり直し…
封孔材の酢酸ニッケル
精製水1L辺り5g
カウンターは0.68gのアルミ箔重量を引いてない数値
染色剤を水洗い後素早く沸騰した封孔剤へドボン
臭い、とにかく臭いので換気を十分に!
今度は成功
Posted by Humbert at 05:02│Comments(2)
│製作
この記事へのコメント
DIYの領域を超えてます^_^;
Posted by しげ at 2017年01月03日 23:11
しげさん
中学で教わった水の電気分解の延長と思えば難しくないですよ。
電解液のH2So4は別としてNaOHなんぞは廃油石鹸(食品添加物)用で台所に転がってた物使ってますしw
中学で教わった水の電気分解の延長と思えば難しくないですよ。
電解液のH2So4は別としてNaOHなんぞは廃油石鹸(食品添加物)用で台所に転がってた物使ってますしw
Posted by Humbert at 2017年01月04日 00:16